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オードリーよ、安らかに

2017/1/19

杉山弁護士の愛犬で、当事務所の待合にも絵が掲げられているオードリーが亡くなりました。

 

昨年中にがんが見つかり、余命を告げられていました。

杉山弁護士は「不調の原因と残された時間がわかって、よかった」と話し、抗がん剤などの治療はしませんでした。

よいとされる食事をスイスから取り寄せ、「高いんだよ」とぼやきながらも与えました。

そして、家族でいろいろな所へ出かけ、写真をたくさん撮りました。

 

体重は減少したものの、住み慣れた家で変わらず過ごしていたので、

数か月先までの未来が普通に訪れることを信じて疑わなかった家族が注文した食事が届いた矢先の昨年末、

前触れもなく様子に変化が見られ、最期は言葉を話すように口元を動かして、長い眠りにつきました。

届いたばかりのたくさんの食事を携えて、彼女は旅立ちました。

 

名だたる美女の名をもらったオードリー。

私も同じような理由で猫にロバートと名付けたので、シンパシーを感じていました。

彼女に会うことは叶いませんでしたが、ブルドッグの筋肉質な身体と剛毛を撫でてみたいと願っていました。

事務所を開くにあたり、彼女の名前を模した「鳳」と、自分の名前を合わせて事務所名にするほどの、

杉山弁護士の彼女に対する深い愛情を思うと、かける言葉もありません。

ブルドッグの平均寿命は8歳とされるなか、10歳目前まで生きたオードリー。

どうか安らかに。